• WALKING ON THE MOON

     

    2019.12.02

    TOKYO

    その日は朝から強い雨。仕事帰りに立ち寄るお客様は大丈夫かなと心配しつつ、会場へ向かった。リハーサルの準備のために少し早めに神楽音へと。ほどなく電車の窓には、雲の隙間から届く明るい陽射しが。

    WALKING ON THE MOON、、、月曜日開催だからMOONだなんて安直なタイトル。今夜月は見えるだろうか。

     

    OPEN 19:15

    そういえばヲノサトルさんのあのアルバムはハワイアンで始まる。外は寒い冬の空気、ライブ会場は暖かくしてハワイアンを流す、スクリーンには大きな月。おもしろいギャップがつくれそうだな。

    開場とともにハワイアンを流す。現実は、朝からの強い雨とともにやって来た南風のおかげで、外はそれほど寒くもなかった。ギャップこそなかったけれど、おだやかで心地良い空気だ。

     

    DJ 19:30

    Beni Usakura

    DJとして来てくれた宇佐蔵べにさん。クリスマスっぽい曲を発注していたからだろう、トナカイの角を装着して登場。事務所の備品だろうか、私物だろうか、気になる。

    さすがアイドル!角に付いた鈴をシャンシャン鳴らして笑顔!そして次の瞬間には曲を選んでピッチを調整(ここは真顔!)。お洒落でまさにラウンジミュージックといった選曲。おかげで早めに来場されたお客様には、ライブ前にホッとひと息ついていただけたように思います。スクリーンに月。片手にお酒。DJのグッドミュージック。

     

    START 20:05

    Satoru WONO feat.Asami Tazawa

    いよいよオールスタンディングのフロアは人でいっぱいに。ヲノサトルさん、しっかり出囃子用意されてました。エンタテイナーです。スタートは未発表の「SCOPIC」。この曲がいちばん神楽音に映える音像だったように感じました。高音は抜けよく開けていて、低音はブワッと体に染み込む。中高域にノックされる。気持ち良く鳴っている。

    トランペットの田澤麻美さん。普段じっくりと生演奏を聴く機会の少ないフリューゲルホーンの音色も堪能。上品で豊潤、贅沢なアクセントになっている。セットリストも記しておきますが、この後クリスマスソング、初音ミクと内容充実。それらすべてにヲノサトルさんによる映像演出有りで、アッと言う間に感じました。最後は予告通りのマイムマイム!田澤さんのステップに乗せられるように、お客様も腕を振り上げ盛り上がる。最後ヲノさんはステージ中央で両手を広げる。で喝采。最高。

     

    20:45

    Seira Kariya

    この秋を彩った「Cover Girl」でライブスタート。今期の衣装はグリーンのチェックのワンピースがテーマ。なんとこの日は赤のチェックでクリスマス仕様。リズミカルな曲調も相まって、フロアは軽やかな雰囲気に。

    この日、仕事帰りにライブに来てくれたお客様も多いかと思います。でもなんと仮谷せいらさんもお仕事後にライブに登場だったり。なんだかサンタさんです。

    ライブ中盤にはWHY@DOLLへの提供曲「夜を泳いで」を丁寧に歌いあげる。共通のファンの方もいらっしゃったかと思います。そうした皆様への感謝にかえて。

    終盤はノリの良い曲を体ごと表現して、楽しい時間にしてくれました。仮谷さんはピッチのキープや息づかいなど、ライブにおける楽曲の再現力が素晴らしく、本当に聞き心地の良い歌声です。この日もアンコールへと右肩上がりに盛り上がって、最高の夜にしてくれました。

     

     

    神楽坂を懐かしく訪れた方や、初めての方、そして生活圏にされている方も、ライブを通して街ごと楽しんでもらえていたなら何よりです。平凡なはずの月曜日が、ひと工夫で特別な月曜日に変えられるのなら、いろんな可能性があるのかなと楽しくなってきます。

    来てくださった皆様、ありがとうございました。惜しくも来られなかった方も、出演者全員まだまだ各所で音楽活動しています。無理なく会いに行ってみてください。

  • ヲノサトルfeat.田澤麻美

    イントロ

    SCOPIC

    FINAL DESTINATION

    Have Yourself a Merry Little Christmas

    ビキニを着て月へ行こう feat.初音ミク

    マイムマイム

    仮谷せいら

    Cover Girl

    Hopper

    Zawa Make It

    夜を泳いで

    Odora Never Cry

    Nobi Nobi No Style

     

    Colorful World

  • 12月といえば一年のクライマックス!

    月曜だっていいんじゃない!?

     

    神楽音の贅沢な音響システムにより、いつも聴いてる音楽がよりリッチにカラフルに!

    2019年、ちょっと疲れた体やココロでも…。伸びやかな歌声、音色、そしてリズムを浴びたら心地良く溶けちゃうかも。ツーマンLIVEだから目当てのアーティスト、パフォーマンスをめいいっぱい堪能できちゃいます。

     

    ヲノサトル

    シンセサイザーをメインディッシュに、電子音響、ノイズをも駆使する音の料理人。時に享楽的、時にロマンティックなその演奏に身を任せましょう。今回は客演にトランペットの田澤麻美を迎えたステージ。

     

    仮谷せいら

    そのストリート感溢れるポップな楽曲は、都市生活を続ける若者の励みになるだろう。そして、それら多くの歌詞を仮谷自身が手がけているから、歌声は真に迫る。また、メロディをテンポよくつないでいくその言葉たちは、遊びごころとともに自然と口ずさみたくなる。

  • 出演者紹介

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    仮谷せいら

    singer

    楽曲『Colorful World』がAbemaTV〝Popteenカバーガール戦争″主題歌に使用される。Tik Tokなどを通じてPopteenモデルや中高生の間で話題に!2019年は『Cover Girl』が同番組シーズン2の主題歌となり、こちらも好評を得ている。そんな中、新曲『Odora Never Cry』が配信限定でリリース。

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    ヲノサトル

    synthesizer

    近年、そのサウンドへの造詣の深さが信頼を集め、舞台芸術、舞台芸能など、芸術全般へと活動の場を広げている。また2019年より、アルバム『ROMANTIC SEASON』他、数ある作品の一部がサブスクリプションで公開される。

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    田澤麻美

    trumpet

    さまざまなアーティストのレコーディングやライブサポートとして活躍中。

    【参加アーティスト】堂島孝平、Kinki Kids、小泉今日子、夏木マリ、UA、持田香織、阿部真央、BONNIE PINK、ギャランティーク和恵、他

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    DJ: 宇佐蔵べに

    うさべにこと、宇佐蔵べにさんがオープニングDJとして可憐に登場!音楽とともにクリスマスの空気をつれてきてくれます。

    ※avandonedのプレイングプロデューサー。また、西井万理那、ぱいぱいでか美など計7名からなるアイドルユニットAPOKALIPPPSのメンバー。ソロではニック・ロウやザ・ラーズのカバー楽曲で、穏やかにフィーチャーされている。

  • 会場

    神楽音》神楽坂駅徒歩1分

    東京都新宿区神楽坂6-48 TOMOS神楽坂ビルB1F